ステータスを感じさせるプラチナカード

 プラチナカードとは、ゴールドカードよりもランクが上のクレジットカードのことを言います。最上級のランクはブラックカードですが、自ら申し込めるカードとしてはプラチナカードが最上級になります。ここでは、そんなプラチナカードの基本的な知識とおすすめを紹介します。

そもそもプラチナカードとはどんなもの?

プラチナカードとは

 プラチナカードは1984年にアメックスがアメリカで富裕層向けに作ったクレジットカード。基本的にはゴールドカード所有者の中から、カード会社に選ばれた人にプラチナカードへ切替えのインビテーションが届き、プラチナカードへと昇格する流れになります。そのため、選ばれた人しか所有できないステータスカードと言われています。

プラチナカードの敷居は下がってきた

 しかし、自分で申し込めるプラチナカードも多くあります。  プラチナカードはもともと富裕層に満足してもらえるサービスを提供するために作られたので、ゴールドカードでは体験できない特別感のあるサービスが豊富ではありますが、申込制のプラチナカードも増えてきています。自分のライフスタイルに合ったサービスのプラチナカードを選べる時代になっているのです。

サービス内容も年会費もピンキリ

 サービス内容も、プラチナカードは富裕層向けのステータス重視カードから、年会費が安くて一般に普及しているカードもあるため、カードによってピンキリです。
 年会費についても、年会費2万円程度の負担で持てるプラチナカードもあれば、年会費が13万円もするアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードのようなカードもあり、カード次第です。サービス重視なら5万円以上のものを狙うとよいと思われますが、とりあえずプラチナカードを持ちたいという人なら年会費の安いものから持つといいでしょう。

ゴールドカードとの違いは優待サービス!

プラチナカード最強の特典、コンシェルジュサービス

 ゴールドカードとプラチナカードの特典を比べた時に、プラチナカードの特権ともいえるサービスがコンシェルジュサービス。24時間365日対応でカード会員の要望に応えてくれます。主なサービスとしてはホテルや航空券の手配、ダイニングの手配、ギフトの手配など。ホテルやダイニングではクレジットカードのプラチナカード会員向けの空席を確保していることが多いので、近隣のホテルが全て満室な場合や通常では予約困難な名店でも、コンシェルジュ経由ではスムーズに予約できたという事例も多く、価値のあるサービスとして利用することが可能です!

海外旅行によく行くならプラチナ!使える特典が多い

 前提として、海外旅行の際には海外旅行保険の手厚いクレジットカードが便利です。プラチナカードにはゴールドカードよりもさらに充実した海外旅行保険が用意されており、旅行中の急病やケガに備えることができて安心です。また世界1,000か所以上の空港ラウンジを利用できるプライオリティパスや、手荷物無料宅配サービスなどの空港サービスが充実しています。通常はファーストクラス利用者などしか利用できないVIPラウンジではアルコールを含めたフリードリンクなど、一般のラウンジではうけることができないサービスをうけることができるのが魅力です。

食事にこだわるならプラチナ!ダイニング特典も充実

 コース料理無料の特典が用意されていることが多いです。たとえば2名以上のコース料理の利用で1名分が無料になる特典。1名分が1万円を超えるコースでも無料で利用することができるため、ダイニング特典を年に数回利用するだけで年会費以上のメリットをうけることができます。カードごとに対象となるレストランに違いがあります。
コース料理のアップグレードや、グラスワイン・デザートのサービスを受けられるカードも多くなっており、食事にこだわりたい方には強い味方となっています。


プラチナカードの入手法とおすすめのプラチナカード

 審査難易度で比較すると、一般的にはゴールドカードよりもプラチナカードの方が厳しく、プラチナカードの取得のためには充分なクレヒスを積む必要があることを覚えておきましょう。
 プラチナカードには申込みで取得可能なプラチナカードと、申込みでは取得不可のインビテーションカードの2種類があり、インビテーションカードの場合にはカード会社からの招待を受けなければ取得できません。インビテーションをうけるためには少なくとも1年間程度のカードの利用実績を積む必要があり、選ばれた方しか持てないカードと言えます。
 ここでは自分で申し込めるものをみていきますが、招待制のプラチナカードもありますので、目指せる方は目指してみると良いと思います!

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

 メタル製のクレジットカード。先般、招待制から申し込み制に変わりました。ラグジュアリーの世界が手に入りやすくなりました。世界1,200以上の空港ラウンジが利用可能、プラチナ・コンシェルジェ・デスクが利用可能、一流ホテルに無料宿泊できるフリー・ステイ・ギフトや、無条件でエリート会員になれるホテル・メンバーシップなど、年会費のもとはすぐとれるような特典ばかりです。

JCBプラチナ

 申込みで取得可能な、JCBの最上位カード。27,500円(税込)という比較的低コストの年会費のカードでありながら、コンシェルジュ・プライオリティパスが付帯した、コスパ最強のカードです。
 2名以上のコース料理の利用で1名分が無料になる「グルメベネフィット」に加え、「ダイニング30」では対象のレストランでの飲食代金が30%オフになる特典も。
海外旅行保険は最高クラスの補償が付帯しており、傷害・疾病治療は最高1,000万円までと安心の補償金額。JCBの最高峰「JCBザ・クラス」のインビテーションの近道としても期待できるプラチナカードになっています。

まとめ

 少しハードルは高くなりますが、プラチナカードの魅力がお分かりいただけたかと思います。信用力とステータスは最高峰、使い勝手はその年会費以上。ぜひプラチナカードを目指してみて下さい!